アトリエ和音について

  1. HOME
  2. アトリエ和音について

好きにしよう。あなたが子どもだったときのように。
誰の目も気にせずに、ただ心が赴くままに。

感じてみよう。あなたの心の動きを。
自分が何に心地よさを感じ、何を嫌いに感じるかを。

そして思い出そう。あなたらしさを。
あなたが本当にしたいこと、
あなたにしかできないこと、
あなただからこそできることを。

ここは、泊まれるアトリエ。
真っ白なキャンバスに、子どもが無邪気に絵を描くように、
あなたの好きなようにできる場所。
大人の自分をお休みして、あなたがあなたに、なれる場所。

泊まれるアトリエ|STAYBLE ATELIER

コンセプトタグライン

和音の指す「アトリエ」とは、単なる「芸術家の作業場」以上の意味を含んでいます。
例えば、何かしらの創作活動を通じて、自分の中に眠っていた才能に出会う、自分らしさを取り戻す、感性を高めるといった、複合的な価値です。

そして、アトリエは和音の中だけを指すのではありません。

和音のある、川島地域も豊かな自然が生み出したアトリエだと考えます。


自然というアトリエの中に身を置くことで、五感が解き放たれ、自分の本質に出会う。
そんなふうに、和音は日頃大切にされづらい、自分の五感をときほぐし、素の自分にかえれるような「感性の休憩所」としての価値を提供する場所と考え、「泊まれるアトリエ|STAYBLE ATELIER」を皆様にご提案いたします。

和音らしさってなんだろう?

コンセプト背景後記/コピーライター北埜 航太

これは和音オーナーの美香子さんやマネージャーの友美さん、そのほか関係者の方々にインタビューをする中で、私がずっと持ち続けていた問いです。そして、その問いに対する一つの仮説が、今回のコンセプトの元となりました。

「何を描いてもいい」。和音には、制約がありません。自由で、穏やかで、余白がある。和音がオープンする前に開催された住民参加型のアートリノベーションイベントでは、参加者が自由に思い思いの絵や色を壁や天井に彩っていきました。その内装は決して、完成された、スタイリッシュなものではないかもしれません。
しかし、それ故に、和音は生き生きとしたダイナミックな躍動感や、人の手が加わった暖かさ、安心感を訪れる人に抱かせるのだと思います。

ゲストハウスとしての運用が始まってからも、その自由さは変わらずに息づいています。ふらっと日本へ旅にきた香港人を家族のように受け入れたり、「ゲストハウス」と言いつつも、泊まりたい人を受け入れるうちに「シェアハウス」としての機能も持ち始めたり。使う人に合わせて、場所の使われ方も緩やかに変化していく。
それも、和音の特徴だと感じます。そんな和音らしさは、美香子さんの持つ、人を制限しない大らかさや、大悟くんの何物にもとらわれないピュアさ、友美さんの全てを受け入れる柔軟さなど、和音に住む一人ひとりによって育まれているようでした。

そしてもう一つ、興味深かったのが、和音に住む人たちの持っていた才能がどんどん開花していく、ということです。

大悟くんと美香子さんは、この地に移住してきてから、持っていた絵の才能をさらに開花させ、国内外、様々な賞を受賞するまでになりました(美香子さんに至っては、辰野に移住してから描き出した和紙画で文部科学大臣賞を受賞!)。
友美さんは、これまでやってきた野菜づくりや味噌仕込みの技術をさらに高め、チャレンジしてみたかったゲストハウスの運営にも挑戦。
そして、レジデンスアーティストの康介くんも、好きだったお酒や魚をテーマにした「酒と魚の会」を主催するようになったり、得意だったペン字スキルを生かし、ペン字アーティストという新しい天職を見つけたようです。

「自分の好きなことが分からない」、「自分の強みや才能を生かしたい」。そう願う人は世の中にたくさんいます。本屋には「好きを仕事にする方法」、そんなタイトルの本が無数に並んでいます。でも、実現できる人は多くはないようです。いったいなぜ、和音のみんなは、自分の好きなこと、情熱を注げることを見つけられたのでしょうか。
様々なお話を聞き、実際に和音での暮らしを体験してみて私の中に浮かんだ仮説こそが、「好きにすると、好きが見つかる」でした。
日々生きていると、良い大学や良い企業に入ろうだとか、お金を稼ごうだとか、ちゃんと結婚しようだとか、世の中的な正解につい引っ張られて、自分の中にある価値観に気がつけなくなる事があります。

そういった「こうあらねばならない」から自由になって、「好きなようにする」ことだけを追求できる、贅沢でやさしい時間が和音にはあるのでないか。
そんな思いを込めてこのようなコンセプトを据えてみました。
滞在する人が、自分の持つ可能性や才能に気づき、大きく開花させる事ができるような場に和音がなることを願って。

アトリエ和音は2018年4月、信州辰野町にオープンしたゲストハウスです。
長野県出身の夫婦が息子の絵画創作活動と自然豊かな土地での子育てのために東京-長野の二拠点生活を決意。

辰野町まちづくり政策課と移住定住促進協議会の協力のもと昭和レトロな古民家をDIY。
【Art】あらゆる芸術 ×【Community】地元民とのつながり ×【Agricultue】農の暮らしをテーマに運営しています。

Art

建物そのものがアート空間。
一歩足を踏み入れた時から手作りあふれるアートの世界。アーティスト母子の創作活動のアトリエを併設しています。

Community

辰野町川島地区。
四季折々の美しい自然とそこに暮らす元気なおじいちゃん、おばあちゃん達。若者や子育て世代もちらほら・・・。

Agriculture

国内外での有機農業経験者と共に日々奮闘中。
自分たちで種から育てるから美味しい。
作ることそして食べることを楽しむ暮らし。
よく寝ることも忘れずに。

ここで生まれるアクティビティ

ここに来たら自分が子どもだった頃の体験を思い出すかもしれません。 川遊びでは水の流れや冷たさにドキッとしたこと。真っ白な雪の中冷たい耳を温めてソリ遊び。 子どもの頃感じた“ちょっと怖いけれどワクワクするあの感覚”がここにはあります。 それでも、薪ストーブで焼いたピザや、自分で打った蕎麦をお酒と共に堪能できるのは大人になったから。 贅沢な時の流れに大きく息を吸い込んで、羽を伸ばしたら、きっと無邪気な自分が顔を出します。

畑のある風景

周辺にある自然

アクティビティ